2011年04月22日

これからの土いじり

今入ったナイスな情報。
NPO法人日本GAP協会が、農作物と土壌の放射能検査プログラムを開始するそうです。
http://jgap.jp/
5月1日開始予定。週1回の継続的な測定。1検体18000円/月。有料ですが、福島県の農場は参加から2ヶ月無料、とのこと。


4月19日に飯坂で聴いたNPOチェルノブイリ救援・中部の河田さんの話をうけて、これからの土いじりはこうしたらいいかな、と見えてきました。

ざっくり、聞いてきたことの報告と、これからの活動案を書いてみます。
*ここに書いている情報について、そのまま拡散はしないでくださいね。

講演は、チェルノブイリのデータに基づいていたので、確からしいことを聞けた感があります。
もう少しつっこんで理解する必要がある状態ですが、現時点で知りえたことを書きます。

<チェルノブイリ救援・中部の活動>
●原発事故は内部被曝が問題
25年前の4月26日、チェルノブイリ原発の事故。
チェルノブイリ救援・中部は、21年前から、原発から約70キロの距離にあるナロジチ地区で活動開始。
医療面の支援をされていた(医療器具、薬、粉ミルクなどの提供)。
支援活動する中で得たチェルノブイリでの教訓:「原発事故は内部被曝が問題」
ナロジチ地区で、様々な病気(心臓病、先天異常、がん、免疫力低下など)が増加。
同地区での内部被爆が問題だとされる。
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/pg150.html

●菜の花プロジェクト:土壌放射性物質の除去活動
汚染地域では、土壌に吸着堆積した放射性物質により、内部被爆は続く。
チェルノブイリ救援・中部は、医療支援だけでは、病気はなくならない、と、
内部被爆の原因となる土壌放射性物質を除去するための、菜の花プロジェクト(5カ年計画)を2006年より開始。

菜の花に土壌の放射性物質を取り込んでもらい、同時にナタネ油(バイオディーゼル)やバイオガスをつくり農業の再生も目指すプロジェクト。
植物により、セシウムやストロンチウムが堆積しやすいもの、しにくいものがある。
アブラナ科の植物が、セシウム137を堆積しやすい傾向がある。
また精製したナタネ油、バイオガスには放射性物質は残らず、エネルギーとして利用でき、
最終的に出た廃液を低レベル放射性廃棄物として処理する。

●河田さんから今回のことに関する提案
・放射能放出を止める
原発の状況が落ち着かないかぎり、農業、土壌対策をしても、放射能放出が続いてる状況だと二度手間になる。
・その後、土壌汚染の精密測定
・汚染レベルに応じた対策
植物による土壌改善は時間がかかる&汚染作物の処理の問題。
高レベル汚染地域は、地表をはく離する。 など。

●ウクライナと日本の、基準値について
・食品
ウクライナは内部被爆を重視し、食品中の放射性物質の基準値を97年に改定。
今回日本の発表している暫定基準値は、飲料水、野菜、魚等、ウクライナに比べて高い値(規制がゆるい)。
ウクライナの基準値は下記の資料内に書いてあります。
http://kokai-gen.org/html/data/20/2010317002/2010317002-27.pdf

・土壌に関して
菜の花プロジェクトを実施しているナロジチ地区の土壌汚染は1平方メートル当たり500kベクレル。
日本では水田の土壌測定をして、5000ベクレル/kgを基準に作付け制限をかけた。
この値は、単位換算すると、1平方メートル当たり2500kベクレルに相当する、とのこと。

福島県で、制限がかからなかった地域では、耕作が開始されています。
ここからは私の見解です。
ナロジチと、福島と、地質や測定条件の差異もあるでしょうから、そのまま比較していいものではないかもしれませんが、耕作をする前に、もっと細やかな検証が必要と判断するレベルではないか、と思います。

チェルノブイリ救援・中部による、福島の土壌汚染についての見解
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/_userdata/Q&A0401.pdf

・関連して:学校の放射線安全基準
講演中質問で出た、子どもに対する影響に関して。
学校の放射線安全基準も年間20ミリシーベルトに緩和されたが、もともと一般の人は、年間1ミリシーベルトが基準値。
子どものほうが内部被爆による健康への影響が大きい。
放射性物質は土に吸着するので、砂埃などを吸い込む等して内部被爆する。
放射性セシウムは、半減期が30年。土壌に堆積したものは、除去しない限り残る。

ここから私見ですが…
先日、学校の先生と話す機会があって、おかげさまでうちの学校も外での遊びや授業を再開できそうです、と言われたけれど、
うーん。少なくとも、土壌の測定をしてから、判断したほうがいいのではないか。

前例のない事態だけれど、ウクライナの経験から学びとりたいなと思います。

<私が考えているこれからの土いじり案>

1. 土壌放射能測定
専門機関に依頼もしくは連携して、測定。
ひとまず計って、大丈夫と判断できたら、農耕しますよ◎
無理はしません。判断については、専門家に相談したいと思います。
原発事故が収束していないので、なんともいえないですけど…
放射能放出の解決について何かできるとすれば、、うーん…うーん、現場作業員の方々の支援をする?こちらはまだ、手と頭が追いつきません。

2. 汚染レベルに応じて
例えば…
・表面の土をはく離して、はく離した土で菜の花プロジェクト。
ひまわりにも土壌中のセシウム137、ストロンチウム90を吸収する性質があるとのことなので、応用できるかもしれない。
春蒔きはひまわり、秋蒔きは菜の花、等。
最終的な廃液(放射性廃棄物)の処理は、国の定めに従う(現状まだ処理方法について明示されていない)。
バイオ燃料活用ルートを創る。

・表土をはく離した土地で、施設を建てて耕作→一番汚染が少ないと思われる

・その他、実験畑として、継続的に測定検査しつつ農耕

3. 関連して様々
ただの妄想だったりもしますが…
・食と農に通じる若者の活躍の場、働く場、学ぶ場をつくる
・汚染土壌と農業について知る福島ツアー
・ひまわり畑、菜の花畑で撮影〜映画づくり、写真集づくり〜

もちろん、汚染レベルに応じて、無理せずできることを、です。
楽しいことをしていくぞー。
posted by かわら at 17:21| Comment(0) | 踊る百姓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。