2011年04月14日

私の、望むもの

苦しさを感じながらの、投稿です。
情報の差し出し方、というのは、本当に、難しいと思うし、悩ましい。

先日ブログで紹介した、4月16日(土)、東京での、福島県野菜ランチイベント。
イベントを機に、動くことで、たくさんの現実にぶつかっています。

ランチで使う野菜を探して、農家さんと連絡
イベントの告知と、それからの反応
福島の仲間たちと、企画についての打ち合わせや議論

なかなか正解の見えない、現実が、目の前にある。

それぞれの、目にする現実は、どれも真実でしょう。
だから、、、、今は、その現実を、差し出しあえるような、安心し合って、対話できる状態に、
むかえたらいいなと、私は思っています。

きっといい対話が、生まれますように。


福岡で自然農をしている私の先輩からの言葉を、転載させていただきます。
どうか、言葉が、届きますように。

--以下、転載

件名:本当に風評被害なのか、という話

かわら、

94やっさんです。

震災、原発事故、同じく農に生きる人間として、心から同情しています。表現が
追いつきません。身内の方々、友人地縁の方々、少なからず怪我や不幸があった
ろう。見舞いの言葉もまた、追いつきません。

俺は、あるご縁がきっかけで、3年前から原発反対の活動や勉強会に参加してい
ます。放射能のこと、チェルノブイリのこと、プルサーマルのこと、実際に原発
にかかわった人達から話を聞き、いろんなことを勉強してきた。

デモクラッツの被災地遠征の前に、放射能についてKOB/KOEにメールを書
こうとしていたとき、かわらからのメールが届きました。自分の書いているメー
ルを読み返し、悩みに悩んだあげく、まずかわら宛にメールすることにしました


俺個人の考えです。

福島の農家がいま直面しているのは、風評被害ではなく、リアルな『公害』だと
思うんです。それも、かなり深刻な。

たとえ小さな値でも、放射能汚染に安全なレベルなどありません。しかも日本の
出荷基準なんて適当です。世界に比べて桁違いに高い。風評だと叫ぶ前に汚染の
現実に向き合わなければ、この公害は際限なく蔓延するおそれがあります。特に
小さい子供に影響が出る。

イベント案内にある免責の文言。

> 万一健康被害等になっても当方としては責任を負いかねます。
> 必ず、自己責任において出来る方のみ参加をお願いします。

俺はこの感覚に強い疑問を覚えます。

福島を応援したい善意の客にリスクをまるっと負わせていい訳がないよ。『自己
責任』はその判断材料となる『信頼に足る情報開示』が大前提です。主催側の参
加者は、予測される健康被害や実際の汚染レベルとその意味をちゃんと理解し提
示できる準備をしていますか。日本の出荷基準が、世界に比べて高い理由を考え
てみましたか。与えられた基準値を下回るという根拠だけであれば、その点は熟
慮の必要があります。放射性物質は無色透明無味無臭です。食べても当分は何の
症状も出ません。一度食べて大丈夫だったら、その後の危機感は間違いなく麻痺
します。責任は重大です。

かわら、福島農家の皆さんも、どうか、目先の販売を急がないでください。放射
能汚染は、そもそも生産者のせいじゃない。だけど、汚染の実態を予感しながら
消費者を巻き込んだなら、その瞬間から、公害の加担者になってしまう。福島や
近隣の農業の復興のためにいま一番必要なことは、汚染の現状確認とこれ以上汚
染させないための対策、そして汚染物質除去の計画です。これはきっと何年がか
りの苦難でしょう。そこにこそ、全国からの継続的な支援が必要なのだと思う。

俺のいる九州は震災の直接被害からは遠く離れていますが、すでに空気中から福
島原発由来とみられる放射性物質が検出されたという話もあります。無農薬にこ
だわって旬の野菜を育ててきましたが、これからは農薬を使ったハウス野菜の方
がかえって汚染が少ないという皮肉。毎日怒りで足が震え、涙が出ます。だから
、福島の農家はいかばかりか、想像しただけで、動転する、心に鳥肌が立つ。本
当に表現が追いつかない。

ぜひ、この動画を見てください。
http://www.ustream.tv/recorded/13766187
4月2日に福岡で開催された田中優さんの講演。俺も聴きに行きました。少々長
いので、田中さんが登場していない前半何分かは飛ばしたらいいと思います。放
射能について、原発について、今回の事故と汚染について、とてもわかりやすく
説明があります。後半、被災地の農地を汚染から立ち直らせるアイデアが出てき
ます。菜の花がセシウムを土壌から吸い出してくれる話。険しいが、希望はゼロ
じゃない。一点補足すると、講演中、プルサーマル炉を2号機と言い間違えてま
す。正しくは3号機です。

我ながら、ひどいことを書いている。ひどい話が現実になってしまいました。か
わらをはじめ、たくさんの志ある農家の皆さんには本当に申し訳ないが、どうし
ても言わずにはいられなかった。

16日のランチ会は目前ですが、上の動画を見て、仲間と一度話し合ってもらえ
たら嬉しいです。
posted by かわら at 20:28| Comment(2) | 踊る百姓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゆかちゃん

 そうだね・・・
なかなか切実で
素直な言葉だと思うよ。

販売をしたいのは
わかるし、農家さんを応援したいし
じっさい、わたしも福島の野菜を
買ってくださいと呼びかけていましたが
それが適切であったのか
自分自身に問い直すきっかけをもらいました。

今はやはり放射能と前向きに
向き合うことかもしれないね。

放射能値の明示と
土壌除染に重きを置いていくこと
これは必須かもしれないね。

な〜な〜にはしてはならないね・・・

このメールの内容転載してもいいですか?
あと武田氏の福島クリーン作戦も
つながっていたので
参考までにお読みください。
http://takedanet.com/

Posted by イルカ at 2011年04月14日 23:24
考え直すきっかけをもらった気がします。
確かに免責の文を読んで引っ掛かっていたけれど、
それが何なのか言葉にしてもらった気分。
Posted by バルト at 2011年04月15日 02:18
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