2008年07月19日

旅の持ち物

旅から帰って、ずっと自転車に乗っていなかった。
それどころか、自分の喧騒にかまけてほったらかしにしていた。

よくないね。

とにかく、ようやくウッドハートスポーツの村田さんのところへ預け、総点検、クリーニングをしてもらった。
今、受け取ってきたけれど、一皮めくれたように(実際ほとんどそんな感じに近い)きれいになっている。

村田さん、ばらして中まで掃除してくれた。
修理よりクリーニングに時間がかかった、と言っていた。
ほんとうに、どこまでも人がいい村田さんである。

それで、秋から自転車日本一周を考えている方とお話しした。
旅の間もあったけれど、旅に出ようとしている人から、相談?というか質問されることがちょこちょこある。
前々からいつか書こうと思っていた、旅の持ち物について。

ざっくりと以下のようにわかれる。

●前の2つ:食糧、キッチン
●後ろの右:衣類
●後ろの左:自転車用品
●荷台:テント寝袋、ミレーの45Lバックパック
●フロントバッグ:貴重品入れ、荷台のバックパックの頭部
●その他:本体取付のライト、靴、帽子等

荷物を積むポイントとしては、左右の重さが同じくらいになること。
左右の重さが違うと、タイヤへの負荷のバランスが偏って、すぐにフレが出てきてしまう。

旅の出始めはそれを知らず、右手首が弱かったので、右側の荷物を軽くしていた。
はじめの1ヶ月は、自転車もまだもっていたし、気がつかなかった。
しかし、二戸でお世話になった小松さんから本をいただき、左右の重さの差が開いたら、あっという間に、八戸までで前輪に左右の遊びがでてしまった。
重さのバランスのせいだったと気がついたのはいつだったろうか。
下北半島は、がくがくするのを手で押さえながら走り、函館の自転車屋で修理してもらった。


さて、積み荷に戻ります。
ひとまず全部リストアップしてみます。

旅のお供の道具たちは、減量のために厳選し、しかもボロボロになるまで使う。
愛着があるからコメントも書いちゃいます。
長くなりそうだなぁ。


●前の2つのバッグは、食糧はその日その日で変動するので、重さをみて流動的に配分していました。
なので、まとめて書きます。


[キッチン用品]

・スノーピークのアルミコッヘル。中、小のセット、入れ物(網状)

キッチンは、昨年7月、北海道から青森に帰ってきたとき購入。
ユニフレームとかのほうが安かったけど、形とかマークとかが、断然スノーピークのほうがかわいい、と思って。

でもその感覚って、なんていうか、アウトドアに毒された感があるような。。
どうして、スポーツとかアウトドア用品って、妙に派手な柄とか色になってるんだろう?
スマートなデザインものって高いし。


・ユニフレームのコンロ、カセットコンロボンベ

型が古いらしく、安くなっていた。確か2000円代で購入。

アウトドア用品店があると、ついついのぞく(これも毒されてる)んだけど、もう私と同じのは見かけない。なんかうれしい。
しかも、小さいのに安定してるし、見た感じもかわいい(また言ってますが)。

登山用で気圧の変化に強いタイプのものもあるけれど、私はお手軽さをとった。
初心者の日本一周だったので、不便は感じなかったけれど、海外に行くならガソリン式がいいのかな。

カセットコンロのボンベは、消耗品。
3つセットで売っていることが多く、若干の悩みの種。
与那国では飛行機に乗る時に回収された。
ちなみに長距離船(フェリー)はそういう荷物チェックを一度もされなかった。


・マイはし

6月、八戸でお世話になった伊藤さんからいただいた。
きれいな和柄の箸袋に入っている。

このときからマイはし持ち歩き、割りばしが出てもわざわざ返すようになる。
マイはしがいったい、環境に影響を与えるのか、正直わからないところ。
割りばしは間伐材を使っていたりして、間伐は人の入った森林には必要なことだし、むしろ使ったほうがいい、という意見もある。

でも、マイはしは、「意識」の表れだと思っている。
地球のことを大事にしたい、という気持ちを、自分で確認する。
副産物的に、あぁ、私も、と思う人が出てきたら、それもいいなと思う。

実際に、私を見て、そう言ってくれた人もいたし、割りばしと間伐材について言う人もいた。


・果物ナイフ

刃の部分に木のケースがついて500円。これも青森で購入。
安物で、ケースはすぐ壊れたけど、上から輪ゴムでとめて、まだ使っている。
切れ味はそれなり。というか、旅の間は野菜くらいしか切らないので、充分だった。


・コップ

たぶんエミレーツの飛行機でパクったと思われる、機内食で出てきたコップ。
このコップの良さは、プラスチックで軽量(しかもタダ)なのに、耐熱性ということだ。
カリフォルニアにいる叔母の旦那さん、福来さんがお気に入りで、力説を聞いてから真似している。
形もそれなりに気に入っている(数があっても重ねられる)。

飲み物の入る量はそんなに多くないし、登場回数も少ない。
けれど「たまにはお茶でも淹れるか、でもコッヘルで飲むのはなぁ…」というときが、やはり訪れるのである。
あとは、旅仲間が現れたりして、おすそ分けをいただくとき。
とりあえず、あるとそれなりに良い。


・風除け

コンロで炊く時に、アルミの固いやつで囲うと、風除けになるし、保温にもなりガスの消費量も減る、というので持っていたが、ほとんど使わなかった。
買ったのではなく、家でコンロのまわりにつけていて、古くなって使わなくなったものだったので、もったいない思いはしなかった。
毎回出す、しまうのが面倒なのと、テントや壁際など、風のよけられる場所を見つけるほうが、私にとっては楽だった。
次に出るときは持っていくだろうか。うーん。


・調味料

調味料は、たくさん(五香味とか、チリパウダーとか)持ち歩いたときもあるし、塩、砂糖だけのときもあった。
基本的にあまり使わなかった。塩があれば事足りる。砂糖も私は使わなかった。

塩は、秋田で男鹿半島の海水で作った、その名も「なまはげの塩」が、ケースも使い勝手がよく、愛用。
やたらと使うわけではないので、今でも残っている。
秋田の食事は、日本一しょっぱかったのだが、この塩もしょっぱい。

与那国で蔵盛さんから塩をもらって、それ以来はそちらを使っていた。
こちらの塩は、後味に甘味がある。
黒潮と親潮の違いらしい。
黒潮のほうが海水が温かいので、溶けているミネラル分も多いということなんだろうか。

液体類(醤油など)は、もれるのがいやで一度も持たなかった。

ハチミツは一時期はまった。
練りゴマが賞味期限間際で安売りしていて、ハチミツといっしょに食パンに塗って食べるとおいしいし、チャリダにとってはかなり良い補給食かもしれない。


・油

油は、小さな瓶にごま油を入れて。しかしほとんど登場せず。
生の肉類はほとんど食べず、野菜で出る水分で炒めたりしていた。
でも何が食べたくなるかわからないし、これは一応持ち歩いておきたい。

やはりもれてしまうのだが、小さいペットボトルか瓶に詰め替えるのが適当だろうと思う。


・乾物

にんにく、ひじき、わかめなど。

切干大根は、実はかなり臭う。
最初、荷物の中で何か腐ったものがあるのでは、と思い、全部出して捜索したが、わからなかった。
まさかの切干大根。気づくまでに1週間弱かかった。

手軽に栄養が取れて長持ちするので、重宝するのだけれど、旅の食事はワンパターン化しやすいので、うまく使わないとゲンナリして余らせる。
干しシイタケや、キビや、桜エビ。
おそらくいろんな乾物をうまく使えば、旅でも豊かで楽しい食生活が生まれるだろうに。


・米

旅中、米を炊いているというと、驚かれることが多いが、経済的だし、腹もちも良いし、米一番である。
私は玄米や香り米、黒米など、田舎町の安売りを、道の駅やスーパーで見つけてはいろいろ試していた。
白米は、栄養をそぎ落としてしまっていると思うし、玄米のほうがたいてい安い。

時間や水加減など、はじめは失敗したけれど、味も歯ごたえもある玄米を食べると、ああ、お米を食べている、という感じがする。
塩を一つまみいれると、うまく炊ける(気がする)。


・その他食材

地域ごとでいろいろな思い出がある。
外食をほとんどしなかった(金銭的にできなかった)ので、ご当地ものは貧しい自炊か、値下げされたお惣菜を買うか。

そして最も何より贅沢なのは、お世話になったお家でいただくご飯である。
やはりこれだけありがたいことは、ないと思う。
私も、人に嬉しいことをしていきたい。


・スポンジ

一応持ち歩いたけれど、あまり使わなかった。
シャロムでの話を聞いてから、旅の間はもちろん、家でも洗剤は使わないでいる。

お行儀は悪いけれど、捨てるのがいやなので、コッヘルはなるべくきれいに舐めて、一粒、一滴も残さず食べる。
水で流しながら手で洗って、手ぬぐいで拭けばOK。

洗濯やお風呂では、石鹸、シャンプーを使ってしまうのだけれど、西表でみさきさんに教えてもらったモロッコの洗える泥はなかなか良いです。


・手ぬぐい

これも何にでも重宝した。3枚くらい持っていた。


・ゴミ、ごみ袋

道端のゴミの多さには、旅に出て初めから終わりの日まで嫌気がさしていたので、なるべく出さないようにしていた。
野菜は皮ごと食べるし、スーパーの袋はもらわず、ごみを捨てるとき、外側のビニール袋は繰り返し使ったり。
個別包装など、ゴミの多いものは買わない。ゴミの出ない生活は、工夫すればできる。


[その他]

・銀マット

寝袋の下に敷く必需品。
ケニアに行く時、買ったのが一番はじめだけれど、今回はバッグに収めたかったため、幅50センチ、長さも170センチくらいに切った。
寝るときだけではなく、外で場所で座るとき(直に座ると、湿気でおしりが濡れること多々あり)、何かものを置く時などいろいろ使える。

アウトドア用品でエアマットが売っているけれど、メリットは小さくなるくらいで、保温性も耐久性も、もちろん安さも銀マット!と思う。


・保温シート

冬の旅の途中、100円ショップで購入。
たぶん、12月の旅で買ったと思うけれど、正確には思い出せない。

寒さ対策で、銀マットの下に敷いていた。
シュラフカバーに手が出ず、とりあえず100円と思って買ったが、効果はそれなり。
小さく折りたためるし、雨のときも敷物で使えるし、悪くない。

ただ、60歳チャリダのウリボウさんより、結露する説あり。
テントの中で、銀マットの下に敷いて使っていた分には、特に問題なし。

テントの下に、ブルーシートを敷く人もいる。
テントの穴あきと、寒さ防止。
かさ張る気もするけれど、シート系は意外と使える。


・ハガキ

西表のぷーらというお店で、八重山のポストカードを購入。
連絡先の交換のときや、友達に出したりと、かなり使えた。

お世話になった土地に、少しでも還元したいと思って、なるべくその土地にまつわるものを買いたいと思うようになった。
はがきは、けっこう使えるし、良いですね。

紙類は、特に雨対策が必須アイテム。
ビニールで覆ってしまう。


・サングラス
と言っても、UVカット加工のだてメガネである。
ほとんどしなかった。
目のことを考えると、したほうが良いのだろうが、旅の間は、余計なものをつけるのがいやで、ヘルメットも、危ないと思った場所でだけだった。


・ブタさん電灯

自家発電できるタイプのもので、北軽井沢で購入。
割と使っていたけれど、蓄電が足りず光らなくなってきて、着脱可の自転車のヘッドライトで電灯の代用をしていた。


・トイレットペーパー

鼻をかんだり、何か拭いたり、使えるのだけれど、途中からそういうことは手ぬぐいでするようになった。
ゴミが出るのがいやだからである。


・ニャティティTシャツ、バッジ、カンガ、ガラ

行き先で予定を合わせて、ライブに出演したり、お世話になったところで踊りを披露したりで使っていた。
カンガは、荷物を包むのにも、ちょっと着るにもよく、しかもオシャレと思ってくれるので、やはりかなり使える。
ビーチクリーン・リアカーで日本一周をする鎌倉の龍さんに、誕生日にあげたけど、使ってくれるだろうか。

バッジには、興味を示す人あり。
西表で会ったチャリダ、スドチン、福井で会ったチャリダ



●後方左側:自転車用品

チャリダとしてどうかと思うけれど、やはり自転車そのものにはあまり興味がわかず、メンテナンスはかなり成績が悪いと思う。


[日常的に使ったもの]

・オイル、雑巾、歯ブラシ

3日に1度はオイルをさす。
村田さんに言われ、さぼったりしながら、そこそこ続ける。
チェーンに歯ブラシを使う技は、くわちゃんから盗みました。


・空気入れ

前半は、米式の空気入れに、仏式の変換バルブをつけて使っていた。
でも使い勝手が悪く、登場回数が多いので、9月からは空気入れを購入。
これはボディにつけていた。


・バッグ用雨カバー

みおちゃんからのアドバイスで、100均で4つ購入。
「自転車前かご用カバー」が、バッグにぴったりサイズ。
雨対策として、内側にもビニル袋を1重入れて、荷物はその中に。
濡れると困るものは、さらに袋に入れて。

このカバーの難点は、視界の悪い雨の日なのに、バッグの反射板が隠れてしまうこと。
なので、カバーに反射板シールなどを貼るとよいと思う。
(結局最後までしなかったけれど)


・自転車カバー

これも100均で。確か原チャ用の大きめの、ペラペラのビニールカバー。
でも、雨宿りできる場所で自転車を置き、テントを張るので、自転車カバーとして使うことは少なかった。
日常的には、雨の中走るとき、荷台のカバーとして使用。


・ヘルメット

北海道で、チャリダに出会ってから、ヘルメットをかぶらなくなった。
真面目に、ヘルメットをかぶっているチャリダは、そんなにいない。
頭も重くなるし、道行く人に挨拶しにくい。
交通量の多い場所、トンネル、雨の日など、条件の悪い時にかぶっていた。
しかも…ケニアチームにメッセージ記入をお願いしたら、かなり怪しい様相のヘルメットになってしまったので、余計にかぶらなくなった。


・反射板つきベスト

ウッドハートの村田さんに言われて、トンネル用に購入。
安全ベスト、工具店で買ったので、工事現場のおっちゃんと、まるきり同じだ。

私はレインラン、ナイトランも多かったので、重宝。
しかし、ベストとヘルメットは条件悪い時のコンビなので、その姿でコンビニなどに入ると「お姉ちゃん、どこで仕事してるの?」と、働いている人と間違われることも多かった。


[使ったもの] 登場回数は少ないが必要だったもの


・パンク修理セット

100均&ウッドハートで1度購入。
パンクの回数は、だいたい10、多くても15回程度だったと思う。


・チューブ(スペア)2本


・ブレーキシュー(スペア)

はじめの2回くらいは自転車屋さんで交換してもらった(ブレーキシュー代しかとらない、というので。自転車屋さんは、人がいい人ばかりなので、儲からない)
けれど、あとはだいたい自分で交換した。


・ブレーキ、シフトワイヤー(スペア)

シフトワイヤーが1度切れて困ったが、あとは持ちこたえたと思う。
ウッドハートの村田さんからもらったのだけれど、他のチャリダにあげた数のほうが多かったかもしれない。


・乾電池(バックライト用)


・サスペンション用の空気入れ

旅中は一度もメンテナンスせず。
途中帰ってきたときに、1度充てんした。
あまり長い旅にならないなら、持って行かなくてもすむかも。


・トーピークの折りたためる工具キット?


・プラスドライバー

折りたたみ式は狭い所に入りにくいので、1本あると便利。


・ガムテープ

パンク時等の応急処置用だけれど、ほとんど使わなかった。


[全然使わなかったもの]

・GIANTの説明書

・麻ひも

・白のビニルテープ


[あったらいいもの]

・電源の延長コード

キャンプ時の携帯の充電は、道の駅などで盗電していた。
しかし、電源はあるのだが、雨よけのカバーがあるため口が狭く、携帯の充電器が入らないことが多かった。
100均に行くたび、買い忘れたり、悩んだりして、結局持たなかったが、延長コードはあると便利だと思う。
posted by かわら at 09:52| Comment(0) | 日本の自然を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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